UGREEN NASのDockerで「AdGuard Home」を稼働させて広告ブロックする方法

本記事を見に来た方にAdGuard Homeの説明は不要かと思いますので省きます。

とにかくネットワークレベルで広告をブロックしたいと思っていて、自宅にNASサーバーを24時間稼働させている方が見に来られているかと思います。

Raspberry Pi(ラズパイ)でも同じことが実現可能です。

自宅のその辺に転がっているラズパイでも試してみてください。

本記事ではUGREEN NAS(DXP2800)のDockerで構築して動作させています。


利用するDockerイメージ

https://hub.docker.com/r/adguard/adguardhome


Dockerイメージダウンロード

UGREEN NASのDockerの「イメージ」>「イメージリポジトリ」の検索欄からadguardhomeと検索して、

上記のDockerイメージと同じ物(検索して一番上にあるもの)をダウンロードします。

UGREEN NAS Dockerイメージダウンロード画像

コンテナ作成

次に「コンテナ」>「作成」からイメージを選択で先程ダウンロードしたイメージを選択してください。

コンテナ作成イメージ画像

コンテナの編集

コンテナ名は自由に分かりやすい名前を決めてください。

「環境変数」

私が追記したのは以下のタイムゾーンのみになります。

変数:TZ

値:Asia/Tokyo

環境変数タイムゾーン画像

「ストレージ」

NASディレクトリ/ファイル:NAS側に保存されるディレクトリ(ご自身の環境に合わせる)

コンテナディレクトリ/ファイル:

/opt/adguardhome/conf

/opt/adguardhome/work

コンテナ権限:読み取り/書き込み

ストレージ設定イメージ画像

「ネットワーク構成」

ネットワークモード:macvlan

IPv4アドレス:他の端末で利用させていないIPアドレスに設定する。

macvlanはDocker設定の「ネットワーク」から作成する必要があった気がします。

macvlanにする理由としてはNAS本体側で192.168.0.3を利用しているとします。

ネットワークモードをhostにして同じ192.168.0.3を利用してAdGuard Homeを稼働させてもブラウザから192.168.0.3:3000でアクセスができません。

そのため自分の環境では他の端末で利用されていない192.168.0.4にして利用しています。

ネットワーク構成イメージ画像

ここまで設定ができたら「OK」を押して稼働させてください。

正常に稼働できていたらブラウザからIPアドレス:3000にアクセスして初期設定をしてください。


ルーター(192.168.0.1)のDHCPサーバーのDNS設定を、稼働させたAdGuard HomeのIPアドレスに向けます。

設定できたらルーターを再起動させてみてください。

クライアント側にも反映されます。

ルーターDHCPのDNS設定イメージ画像

設定は以上になります。

フィルタの設定については別の記事で書きたいと思います。

別記事↓(フィルタ設定)

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